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【ブックレビュー】今後必須スキル、ダークサイドスキルとは?!

こんにちは!

やっぱりブログ楽しいなあって感じてますhigashiです!

今回は先日読んだ『ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7つの裏技』

(木村尚敬・著、日本経済新聞社、2017年)についてまとめてみようかと思います!

主に社内で使えるスキルについて書かれているんですが、

サラリーマンでなくても組織に所属している人なら共通で使えます。

そして、「リーダーになる」と書いてありますが、

リーダーでなくてもバリバリ使えます!笑

なんなら絵に描いたようなリーダーっぽい人はダークサイドスキルが使えていない人が多いかもしれません。

そのような人が使っているのは表向きのブライトサイドスキルであることが多いからです。

ではまず、両者の違いから見ていきましょう!!

1.ブライトサイドスキルとダークサイドスキルの違い

まず、ブライトサイドスキルというのは、字のごとし、

日の当たる目に見えてわかるスキルのことを指します。

例えば、

・論理的思考力

財務会計知識・スキル

・プレゼンテーション力

・資料作成スキル

などのことを言います。

一方で、ダークサイドスキルとは、

普段はスポットに当たらず、目に見える形ではないスキルのことをいいます。

例えば、

・人や組織に影響を与え、動かす力

・空気を支配する力

・人を正しく見極める力

・厳しい意思決定を断行できる力

などのことをいいます。

両者の違いをなんとなくイメージできましたか?

2.なぜ今ダークサイドスキルが必要か、どんな人に必要か

なぜ今ダークサイドスキルが必要なのか。

それは、時代が変化しているからです。

温室でぬくぬくと育ち、

ミスがない人が上に立つ時代はもう終わりです。

そこで、今求められているのは、

長い時間軸で見た「活動」の積み重ねではなく、

「改革」なのです。

昨日の延長戦で今日をよくする「改善」ではなく、

昨日までのやり方を新しく変える「改革」が求められているのです。

そこで、「改革」をやり遂げるために必要なのがダークサイドスキルというわけです。

いくら表向きのブライトサイドの能力は際立って高くても、人心掌握力に欠けたり、情報戦に弱かったら意味がありません。

では、どのような人がダークサイドスキルを身につけたほうがいいのでしょうか。

それは、トップでも、現場に出ている末端の人でもなく、

その中間層にあたるミドルの人こそダークサイドスキルが求められているのです。

3.7つのダークサイドスキル

この本では7つのダークサイドスキルが記されています。

このブログではその内容をかいつまんで紹介したいと思います。

(その1)思うように上司を操れ

組織において、決定権を持つのはトップです。

しかし、そのトップに判断材料を提供 するのはあくまでもミドルの人です。

つまり、トップとミドルの間には情報の非対称性があります。

これをうまく活用すれば上司を操ることも不可能ではないのです。

そのためには、付加価値を生まない内部調整ではなく、

前向きな、「調整」「根回し」「段取り」を駆使することが重要になってきます。

(その2)KYなやつを優先しろ

ずっと同じメンバーで仕事をしていると、「同質化

が進み、わざわざ説明する手間が省けるため、コミュニケーションコストは大きく下がります。

しかし、これだと、物の見方まで同質化してしまうため、新しい発想が出にくくなってしまいます。

そこに多様性は認められないですよね。

本書には、

「多様性とは、どれだけ堂々と他と違った意見を言えるか」と書かれています。

ときにはあえて自分がKYな立場に立つことも必要になってきます。

(その3)「使える奴」を手なずけろ

自分に足りていないことを冷静に見極めて、それを補ってくれる人を集めてチームアップする必要があります。

そこで、いかに人のスキルをパクってくるかが大事になります。

ここで役に立つのが、目に見える組織上の縦のラインではなく、

社外も含めた、自分とは直接的に関係のない人々で形成される、ダークラインを持つことです。

(その4)堂々と嫌われろ

たとえ正しい判断だったとしても、意思決定する側は常に嫌われるリスクが伴います。

ここで重要なのが、

「親しみやすさと敬意は両立しない」ということです。

嫌われていたとしても、相手に恐れと敬意を抱かせれば、人を動かすことが可能なのです。

(その5)煩悩に溺れず、欲に溺れろ

自分が本当に求めているものは何なのか、はっきりさせておく必要があります。

(その6)踏み絵から逃げるな

トラブルが起こった時、ただ謝ってその場を収めるのか、

こちらに落ち度がなかった場合は、それは違うと言って信念を貫くのか。

自分の信念が試される時にそれを貫くことができれば、

周りの人からの信頼につながるのです。

時にはリスクを取って攻める必要があります。

その時に、「play to not lose」になっていてはダメです。

(その7)部下に使われて、使いこなせ

部下からのネガティブ・フィードバックほど役立つものはない。

この本にはこう書かれていました。

自分のコミュニティの中で、下のものから、フランクにネガティブ・フィードバックをくれる人がどれだけいるでしょうか。

自分に置き換えて考えてみた時これは非常に価値があることなんだなと思いました。

4.さいごに

 どの立場にいる人でも、ダークサイドスキルを駆使することで、いくらでも自分の世界を広げられるし、組織を回すことができるのではないかと思います。

いまや、ポジションパワー(立場、肩書き)で人を動かす時代は終わり、

ヒューマンパワーが求められる時代なのです。

リーダーがリーダたらしめるためには、ブレない信念が必要です。

ぼくもブレない信念を持つことの重要さや、それを発見し言語化していく難しさがようやく少しづつわかってきました。

そして、この本はたまたま、ダークサイドスキルという名前をつけてわかりやすくまとめられていますが、

最近のビジネス書はこれに似た内容のことばかり書いてあります。

成功者は自然とこのスキルを身につけているんですよね。

情報は待っているだけじゃ集まってきません。

自分で取りに行くしかないのです。

自分がアクションを起こすしか成功の道は開けない的なことも

本や、講座でみんな言っています。

どんなにたくさん本を読んだって、著名な人の講演会に参加したって、

結局はみんな同じことを言っています。

自分が行動しないと何も変わらないんです。

と、いうことで、今回はほんの紹介を書いてみました。

今日紹介したのはほんの一部に過ぎないので、興味がある方はぜひ読んでみてください!

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すこし難しい内容になってしまいましたが、

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ダークサイドスキル、意識してみましょう!!

ではまた☻