Books

〈今日から使える!〉これを意識するだけで、人を惹きつける魅力的なプレゼンや自己紹介ができる!『神話の力』(1992年,ジョーゼフ・キャンベル)ブックレビュー

アイキャッチ画像

はい、どうも!

こんにちは、がてぃです!

 

【お知らせ】

ブログをはてなブログからWordPressにお引越ししました!

まだまだ設定や見た目を整えるのが追いついていませんが、少しずつデザインも修正していこうと思います!

最初は見づらいところもあるかもしれませんがご了承ください。

ということで、ブログを書いていきます。

 

あなたはプレゼンや自己紹介をする時、魅力的な話ができていますか??

もしこの問いに自信を持ってイエスと言えないのであれば、このブログを読む価値があります。

例えば、就活生。

自己分析に励み、自分と向き合った後にはその自分を人に売り込んでいく必要があります。

その時に、どのような話し方、構成にすれば魅力的に自分のことを語ることができるのか。

 

実はそのヒントとなるのが「神話」なんです。

シンワって?となった方、

そうです。あのギリシア神話などの神話のことです。

 

今回は、こちらの本から神話を今の自分にどのように活かしていくのかを紐解いていきたいと思います!

 

ではどうぞっ

 

神話の力とは?

 

まず、この本がどのような本で、一体誰が書いているのかということについて書いていきます。

 

著者は、ジョーゼフ・キャンベルという比較神話学の世界的権威の方。

今はもう亡くなってしまいましたが、この方の研究成果は偉大で、何冊もの著書を残している巨匠です。
この『神話の力』は彼の遺作となった1冊で、ビル・モイヤーズという世界的なジャーナリストの方との対話形式で進んでいく展開となっています。

もとは、海外のテレビでやっていたインタビュー企画を本に起こしたものとなっているよう。

 

そもそも「神話」とは。

世界各地に伝わっているもので、

代表的なものだとギリシア神話があり、

インドにはサンスクリット語で書かれた書であるウパニシャッドがあります。

(世界史や哲学かじってる人は聞いたことあるかも)

日本では神話とは言いませんが、それに当たるものは、古事記や日本書紀がありますね。

西洋と日本の大きな違いは、神様の定義の違い。

西洋は唯一神が多く、絶対的な存在がいますが、

日本は八百万の神々といって万物に神が宿ると考える文化が根づいていて、

屋久島の縄文杉を祀ったり、自然を大切にするのも日本的な考え方と言えます。

(アニミズムと表現することも!)

そのため、西洋では英雄が登場することが多いです。

Appleのスティーブ・ジョブズのプレゼンなんてまさしく絶対的な存在が引っ張っていく典型的な西洋の形です。

日本に無理やりこの形を持ってきても、なかなかうまくいかないのは、日本の民族的な特性にそれが合わないからです。

これからの時代は特に。

 

神話の持つ力

では、そんなキャンベル大先生が語る「神話」には、どのようなパワーがあるのでしょうか。

それは、人類にずっと古くからプログラムされている、人が心を動かすストーリー展開の雛形を神話が示しているということです。

 

なんじゃそれは?!笑

 

わかりやすーく言うと、

例えば、僕たちが映画やドラマ・漫画を読んだときに、心が動かされたり魅力的、面白いと感じるのはある程度「型」があり、それが神話を学ぶことで見えてくるよ!

って感じです。

それは時代や見せ方は違えど、ヒットしている映画など流行るものには、神話のモチーフがどこかに含まれているというのです!!

 

確かに、ずーっと主人公が何事も上手くいってストーリーが進行して終わりってなる平坦な映画なんてクソつまらないですよね。笑

山あり、谷ありでストーリーが展開していくことで人は心を揺さぶられます。

このように、人には無意識において共通する要素が実はものすごく多くあるのです。

 

ちなみに、『スターウォーズ』シリーズはこの神話の法則を使って作られている典型的なタイプです。

監督のジョージ・ルーカスはこのキャンベル大先生の研究結果をもとにスターウォーズを作ったという事実があります。

スターウォーズをそのまま例にとって続けると、

『神話の力』中には、

スターウォーズヒットの要因は、人々がはっきりとしたイメージとして、善悪の対決を見たいと切望していたちょうどその時に出てきたから。

スターウォーズは最新の衣装をまとったとても古い話。
冒険に旅立つことを命じられた若者の物語であり、試練や苦難に立ち向かい、勝利を収め、人々に宝物を持って変える英雄の物語。

とあります。

 

これは、自分の人生に当てはめても同じことが言えるんですよね。

神話の力を使うことで魅力的に自分のストーリーが語ることができるようになります。

次章ではその具体的な方法を紹介します!

 

神話の型を自分の人生に当てはめる

 

神話の方があると言う話はしましたが、じゃあそれはどんな型なの?

っていう肝心な話はまだしてませんでしたね。笑

 

そこで、この章では、今すぐ使える神話の型を凝縮してシンプルにしたものを教えます!

では、さっそく。こちらです!

神話の型の使い方

①昔の自分
②出会い
③内的変化
④外的変化

この型にそって話を作っていくだけでできます!

これだけです!笑

 

例えば、僕のサッカー人生の場合(参考:僕が大学のサッカー部で書いた部員ブログ

①サッカーで活躍するためには自分さえうまくなればいい

②監督の言葉

③サッカーはみんなでやるものなんだ!という気付きとマインドの変化

④仲間とのコミュニケーションが増え、行動が変化した

といった感じです。

 

出会い、は人との出会いの場合もありますし、本や言葉、テレビで見た映像との出会いの場合もあります。

①悩みがあって、

②それを解決したくて本屋に行って1冊の本を手に取り、

③新しいことを知り(気づき)

④行動が変化して悩みが解消する(成果に結びつく)

といった感じで!

 

ちなみに、これ何年も前の昔の自分じゃなくても、

1週間や今日1日だけでも作れます。

自分でこの型に当てはめてストーリーを作る良い練習になるので、1日を振り返ってこの型に当てはめてみるのはいかがでしょうか!

 

〈余談〉

いま自分でブログ書いてて思いましたが、このブログも、

最初僕は神話なんて興味もなかったし、全くそのパワーを知らなかった

でも最近、魅力的なストーリーを作るには神話の法則があるという話をよく聞くので気になっていたところ見つけたのがこの本だ

なんと、神話にはこんなにも現在に通づるメッセージがあり、多くの人の人生に共通する法則があるのか

これをもとにブログを書こう。ストーリーの型を使ってプレゼンしてみよう。そうしたらうまくいったぞ!

みたいな感じでね。笑

 

ということで、ぜひ↑の型使ってみてください!!

さいごに

 

キャンベル大先生は神話を読むことで、自己の内面に向かうことができるといいます。

また神話は、他人がどうやって道を築いたのか教えてくれるし、自分がどうすれば道を築けるかも教えてくれると説いています。

奥が深すぎてまったく終りが見えませんね…笑

 

神話という壮大なテーマなのでまだまだ伝えたいことはたっくさんあり、

僕が今回知ったのも氷山の一角ということでこれからも神話を勉強していきたいなと思います!!

この1冊読むだけでもかなり神話について知れるので興味がある方はぜひ手にとってみてね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

ではまた!